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第9章 Q&A

Q.他人にどのように見えているか確認したいのだが?
Q.行間を空けるには?
Q.掲示板、チャット、カウンター、ブログなどをつけるには?
Q.閲覧者からのメールを受け取るには?
Q.フレームを使ったホームページを作るには?
Q.リンク先を別ウィンドウで開くには?
Q.独自ドメインを利用するには?
Q.自分のマシンでサーバーを動かしてみたいときは?
Q.自宅マシンのサーバー上で CGI を動かすには?

Q.他人にどのように見えているか確認したいのだが?

自分の作ったホームページが他人にどのように見えているか。これを確認したいのは当然ですよね。しかし残念ながら、あなたのパソコンで全ての人の環境を再現するのは不可能としか言えません。
そこで筆者が提案したいのは、良く使われているブラウザを2種以上導入しておく……ということです。あなたの環境が許せばなるべく最新版を取りそろえておくのが良いでしょう。筆者は Windows2000 を入れた自分のマシンでは InternetExplorer5.5 と Netscape7.1 で確認し、出先でよく使う WindowsXP を入れたマシンでは InternetExplorer6.0 で確認するようにしています(2004 年 10 月時点)。機会があれば Opera の最新版でも確認するようにもしています。こうした作業が面倒であれば、せめて普及率の高い InternetExplorer のヴァージョン5以上で見るようにしましょう。
また、フォントの設定はマシンごとの環境で最も異なる点です。これはある程度諦めて下さい。ゴシック体にしたければ Windows 用にMS ゴシックか MS UI Gothic(後者は古い Windows にはインストールされていません)、Macintosh 用に Osaka を指定しておく……という手がありますが、これらの字体は全て異なるものです。
もうひとつ、注意したいのは Windows や Linux を導入した DOS/V 機と Macintosh での見栄えの差です。一般に後者の方が明るく見えます。これはディスプレイのガンマ値というのを変えればそれぞれの環境に近いものを再現できるのですが(といっても完全ではありません)、いちいち確認するのは大変です。「そういうものだ」ということを頭の片隅に入れておいて下さい。

Q.行間を空けるには?

日本語文章の場合、何の工夫もなく HTML ファイルを作成すると行間の詰まった読みにくい文面になります。
段落を増やして読みやすくするなどの対策もありますが、最もたやすいのはスタイルシートの line-height を使うことです。これは一行の高さを意味していて、100%で通常の行間となり、それ以上に増やすごとに行間が空いていきます。だいたい、120〜150% ぐらいが読みやすいのではないでしょうか。
スタイルシートの使い方がよく分からない人は、最も単純な方法として <body>タグに style 属性で line-height:130% などという風に指定してみて下さい。

<body style="line-height : 130%;">

という感じです。ただし、この場合 table 内に効果は及ばないようですので、table 内でも行間を空けたい場合は、個別に

<table style="line-height : 130%;">

あるいは

<table>
<tr>
<td style="line-height : 130%;">
</td>
<tr>
</table>

という風にしてみて下さい。

Q.掲示板、チャット、カウンター、ブログなどをつけるには?

ここで挙げられているようなものは、ホームページの閲覧者の動きによって WWW サーバー側で働くプログラムであり、こうしたものを CGI と呼びます。
例えば掲示板なら、閲覧者の入力した文字をサーバー側のプログラムによってファイルに記録(こうしたものをログファイルと呼びます)しているわけです。カウンターなら、閲覧者がホームページを呼び出すたびに、サーバー側のプログラムによってファイルに記録された訪問者数を増やしているわけです。
ホームページに CGI を設置するには、3つの方法があります。

  1. サーバー業者が提供している CGI サービスを利用する。
  2. CGI のみのレンタル・サービスを利用する。
  3. 自力で CGI を設置する。

1と2の場合は、あなたがホームページ用に借りているサーバーとは別の場所に CGI が設置されて、それをあなたのホームページ専用に使う……ということになります。つまりあなたの申し込みを受けて業者が設置するわけで、あなた自身はその CGI に外部リンクして使うということになるわけです。
1の場合、(プロバイダのサービスも含めて)最近のサーバー業者は何らかの CGI 貸し出しを行っている場合がほとんどだと思われます。気軽で良いのですが、その一方で決まったパターンのものしか借りられないという難点があります。
2の場合、1よりは選択肢が広がりますので希望に近いものが見つかる可能性が高まります。ただし無料で広告つきというものが多いので、何らかの事情で広告を避けたい場合は向いてません。とはいえ頑張って探せば安価で(稀に無料で)広告無しというのもあります。マイナーな業者の場合は、借りてすぐ消えるということも無いとは言えません。気をつけましょう。
3は、自作するなりオンラインソフトとして発表されているものを取ってくるなりして、自分で用意した CGI を WWW サーバーにアップロードして使うやり方で、希望に添ったものを設置することができます。特にプログラミングの心得のある人にとっては、最も理想的な方法と言えましょう。ただし、自分で用意した CGI・SSI を利用できないサーバーも多いので、ご注意下さい。また、利用できるサーバーでもいろんな意味で使える CGI の種類に制限があるので、お気をつけ下さい。この方法について詳しく説明すると長くなります。興味がおありの方は、とほほさんのサイトCGI-StaTion を読んでみて下さい。

Q.閲覧者からのメールを受け取るには?

いくつか方法があります。
まず、mailto:メールアドレスへのリンクです。つまり、

<a href="mailto:あなたのメールアドレス">メールはこちら</a>

をクリックしてもらって、あなた宛のメール作成画面を出す方法です。
この方法は最も広く使われており、特別な知識なくどんなサーバーでも使うことができます。ただし、メールアドレスを相手に知られてしまい、これに関連して広告などのスパム・メールが一気に増えます。
次に、メールアドレス文字列のある画像を貼っておく方法です。
メールアドレス
不特定多数の相手にスパム・メールを送る業者は、プログラムを動かして色んなホームページを自動巡回してメールアドレスらしき文字列を取得させ、送信させるという手段をとっている場合が多いので、画像になった文字列までも読み取ることはできません。ただし、公開しているという点では最初の方法と同じですし、真面目なメールを送ろうとする人はアドレスを手打ちしなければならないので、面倒です。
メールアドレスを知られずに、なおかつ簡単にメールを送らせる方法として、メールフォームというものがあります。
これはホームページ上の入力欄に必要事項を記入して「送信」ボタンを押せばメールが送られる CGI で、ライブシネマでも使っています。これを自分のホームページに取り入れるには、通常の CGI と同じく「サーバーのサービスを使う」「レンタル・サービスを利用する」「自力で設置する」の3通りがありますが、自力で設置する場合、注意しなければいけない点があります。筆者の知る限り全てのメールフォーム用 CGI は sendmail というソフトウェアがサーバーにインストールされていることを前提としています。独自 CGI が使えても sendmail が使えないサーバーもありますので、ご注意下さい。

Q.フレームを使ったホームページを作るには?

画面を上下、ないしは左右に分割して、片方にメニューを置いたような、いわゆるフレームを使ったホームページがよく見られます。
フレームを使ったページ
こうしたホームページでは、index.html には直接ブラウザに表示する文章などは記入せず、「ウィンドウをどのように分割して、それぞれにどんなファイルを呼び出すか」という意味のタグを記入します(下図参照)。これを <frameset>タグと言います。
フレーム表示の仕組み
例として上下分割フレーム用の index.html のソースを挙げておきます。<body>タグが無いことにご注意下さい。

<html>
<head>
<title>ホームページのタイトル</title>
</head>
<frameset rows="80,*">
<frame src="menu.html" name="ue">
<frame src="top.html" name="sita">
</frameset>
</html>

frameset の rows 属性は上下分割であることを意味しています。左右の場合は cols 属性を使います。この場合、上フレームの高さが 80 ピクセル、ウィンドウ名が ue、表示されるファイル名が menu.html。下フレームのウィンドウ名が sita、表示されるファイル名が top.html となります。これらは自分で好きに書き換えて下さい。
上フレームの menu.html のリンクから下フレームに表示されるファイルを変更したい場合は、target 属性で下フレームのウィンドウ名を指定して下さい。
例:<a href="about.html" target="sita">会社概要</a>
その他、フレーム分割のページを作る詳しい知識はインターネットで検索してみて下さい。

Q.リンク先を別ウィンドウで開くには?

<a>タグに target 属性で _blank を指定します。

<a href="http://www.google.co.jp/" target="_blank">Googleへ</a>

こうすると、ブラウザのウィンドウがもうひとつ開いて、Google を表示します。
よくあるポップアップウィンドウ(タイトルバーだけの小さなウィンドウ)を開かせるには、JavaScript を使います。ここでは例を挙げるに止めておきます。left、top は、それぞれディスプレイの左端からと上端からの距離(表示位置)。width、height は横幅と高さです。style 属性はごっそりカットしても動作に支障はありません。

<span style="color:#0000ff; border-bottom:1px solid #0000ff; cursor:pointer;" onclick="window.open('http://www.google.co.jp/', 'MiniGoogle', 'left=0,top=0,width=350,height=300');">ちっちゃく Google を開きます。</span>

Q.独自ドメインを利用するには?

ホームページの URL で
映画道:http://www.eigamichi.com/
劇団 RH+-:http://www.rh-pm.com/
などのように、そのホームページのタイトルゆかりのものになっている例が、たびたび見かけられます。通常、よく使われる URL である
http://サーバー名/ディレクトリ/
とは違って、短くて覚えやすいし、多少の宣伝効果も期待できます。また、いかにも公式のホームページという感じも出て、カッコイイですよね? こうした名前は WWW サーバーを移転しても使えるという利点もあります。
これは別に独自サーバーを持たなくてもできることで、独自ドメインというものを取得して、利用しているのです。例えばあなたが小笠原浩太郎という名前なら、ogasawara-k.com なり、o-koutarou.jp なり、oga-kou.net なり、それらしい独自ドメインを(他の人が使ってなければ)自分のものにすることができるわけです。
ドメイン運用の基本的な仕組みは、取得したドメインを DNS サーバーというところが解釈し、本来のアドレスに接続するわけです。
ドメインの取得については、希望のものを提示して取得代行業者に依頼するのが一般的です。お名前.COM などが有名ですが、海外にも Stargate などの安い業者があったりします。また、レンタル・サーバー業者がドメイン取得を代行してくれる例もあります。「ドメイン」で検索するとたくさん出てきますので、ご希望に沿ったものを探してみて下さい。

Q.自分のマシンでサーバーを動かしてみたいときは?

CGI を自分で設置するときなど、サーバーでの動作を自分のマシンで試したいことがあります。その場合は WWW サーバー・ソフトウェアをインストールして、動かしてみればいいわけです。Linux 系の OS を使う知識のある人なら方法は御存知でしょうが、Windows や Macintosh でも行うことができます。
Macintosh の場合は Mac OS 8.5 以降に標準で Web 共有という機能がついており、ここから WWW サーバーの構築が可能です。特に Mac OS X の Web 共有は PC-UNIX 系の WWW サーバー・ソフトウェアとして最も実績のある Apache を使用しています。
Windows の場合は、まず Microsoft が提供している IIS(Internet Information Server)や PWS(Peer Web Services)といったサーバー機能が利用できます。これらは現在の環境に組み込まれてなくても、セットアップ CD-ROM や Microsoft のサイトからのダウンロードなどでインストールできます。ただし IIS は過去にクラッカーの攻撃を受けたこともあり、信頼性の面で疑問視する人もいるようです。フリーソフトである AN HTTPDApache(Windows 版)を利用するのも賢い選択でしょう。特に前者は日本のソフトウェアで扱いやすく、検索すれば使い方を説明しているページもたくさん出てくるのでオススメです。httpd とも AN HTTP Server とも表記されるので、気を付けましょう。
いずれの場合も自宅マシンをサーバーとして公開するのではなく、自分だけが動作を確認したいのであれば、アクセス制限をかけておいた方がいいでしょう。自分のマシンの IP アドレスを知っておいて(Windows の場合は winipcfg か ipconfig で取得できます)、そこからだけアクセスできるようにしておきます。
アクセス制限の設定
CGI をテストするには、少なくとも自宅マシンで Perl ぐらいは動くようにしておかねばなりません。この件に関しては次項で説明いたします。

Q.自宅マシンのサーバー上で CGI を動かすには?

CGI を実行するためにはサーバー上でプログラムを解釈して実行するソフトウェアが必要です。WWW サーバーで最もよく使われているのは Perl といわれるインタプリタ(プログラムを読み込んで記述順に実行していくソフトウェア)で、次に PHP です。このうち Perl ぐらいはインストールしておいた方がいいでしょう。
Windows の場合は、ActivePerl の Windows 版をこちらからダウンロードしてインストールします。
Macintosh の場合は、Mac OS X とそれ以外のヴァージョンで異なります。Mac OS X よりも前のヴァージョンを使う時は、MacPerl というのをダウンロードして使います。ただし MacPerl にはクセがあって、通常の UNIX 系サーバー向けに作られた CGI プログラムが上手く動かない場合が多いそうです。その点、Mac OS X ならば標準でオリジナルの Perl が組み込まれていて、ユーザーはそいつを有効にするだけで良いのです(Mac OS X はそれまでの Mac OS とは根本的に異なって、PC-UNIX 系だからです)。それどころか、Mac OS X には PHP、Ruby、Python なども組み込まれており、Perl 以外の言語で書かれた CGI プログラムを動かすのも自由です。
Windows で PHP を動かすには、Windows 用の PHP を入手する必要があります。Windows のサーバーでの PHP 設定はこちらこちらのサイトに詳しい説明があるので、参考になさって下さい。

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