さて、前章までを参考にあなたのパソコン内にホームページ用のファイルを作ったら、今度はサーバーに置いて公開です。その時点で初めてホームページの完成となるのです。
そこでまずサーバーを見つけましょう。
もっとも手っ取り早いのは、プロバイダのサービスとしてのホームページ・スペース貸し出し(「ユーザー・ホームページ」とか「Web スペース」とか、いろいろ名付けられてます)を利用することです。これなら無料ですし、手続きも簡単ですね。
ただし、プロバイダのオマケのサービスでは不満な場合は、他のサーバーを見つける必要が出てきます。特に映像配信をしたい場合など、利用可能な容量がすぐ一杯になってしまう……ということも考えられます。
自分に合ったサーバーを見つける際は、以下のような点を考慮しましょう。
大事ですよね。
資金力と技術力があるなら(マシンをまるごと借り切る)専用サーバーが最も好き勝手にできるのですが、最初のうちは(サーバー内でユーザー別に作ったディレクトリを利用する)共用サーバーの中で比較的安いものを選ばれると思います。
利用可能容量です。多いに越したことはありません。
映像配信をするならば、3分ぐらいのファイルを2つも置けばそれだけで 20MB は埋まると考えて下さい。思っているサイズの2〜3倍は必要になってきます。あとはお値段との兼ね合いですね。
いざ容量を追加したくなったときに対応できるかも、チェックポイントですね。
ネットワークの基盤となる回線のことです。
こいつが強固だと(バックボーンが太い……というように表現します)快適なホームページ閲覧が可能になります。弱いといつまで経ってもブラウザでの表示が終わらず、訪問者をイライラさせることになります。特に映像配信をしたい場合は、バックボーンが弱いと話になりません。
レンタルサーバーのホームページには、たいていバックボーン(回線)の紹介というか、自慢が載ってます。有料サーバーなのに載ってないところは、ちょっと信頼しがたいのではないでしょうか?
バックボーンの太さ/細さを実感するには、そのサーバーを使ってるユーザーのホームページを、異なる時間帯にいくつか読み込んでみるのがいいかも知れません。
サーバーのファイルが閲覧者のパソコンに送られるサイズのことです。
つまり、10KB のファイルで作られたトップページを4人の人が見たら、40KB の転送量があったことになります。10MB の映像ファイルを 10 人の人が見たら、100MB の転送量があったことになります。
サーバーによっては月ごとの転送量を制限したり、制限を超えた場合は追加料金を徴収したりしているところがあります。あなたのホームページが相当の人気サイトになりそうな場合は、この転送量制限に気をつけるようにしましょう。
ちなみに転送量制限が有るより無い方がいいとも言い切れません。制限がない場合、あなたが使ってる共有サーバーで他のユーザーが物凄い転送量のホームページ運営をしてると、あなたのホームページが重くなるわけですから。
サーバーの規約はきちんと読んで、何が禁止され、何が許可されているか、しっかりと把握しましょう。これは非常に大切なことです。
例えば、映像配信がホームページ作りの目的だったのに、映像配信が禁止されているサーバー(存在します)と契約してしまったら無意味です。規約を読んで、それでも分からない場合は、メールで問い合わせましょう。
よくサーバー選びのポイントにされるのに、独自 CGI / SSI が使えるか、.htaccess が編集可能かというのがあります。特に前者は、最初は意味は分からなくても、ホームページ作りの中級者以上にステップアップしたときに重要になってくる場合もあります。
サーバーによって掲示板やカウンター、アクセス解析を提供していたり、いろんなサービスがあります。これを選択のポイントにするのもいいでしょう。データベースが使えるかどうかを選択基準にする人もいるようです。
サポート体制については、レンタルサーバーのホームページの説明をきちんと読んで納得して下さい。
詳しい人に話を聞いたり、ネットで検索して評判を調べたりするのは大事です。
"サーバー 評判"、"サーバー 比較"、"お勧めのレンタルサーバー" 等々のキーワードで検索しまくって下さい。業者が自作自演でオススメしてるのには、引っかからないようにしましょう。
映像配信をする場合は、上記の他にサーバー側の MIME 設定も大事になります。この件については、次章の「うまく行かない場合は」をお読み下さい。
あなたのパソコン内で作成したホームページ用ファイルをサーバーに転送する作業を、ダウンロードとは逆にアップロードといいます。
中にはサーバーのホームページからアップロードできるサービスもありますが、多くの場合は FTP(ファイル転送プロトコル)機能をもつソフトウェアを使います。このように「こちら側からサーバーへファイルを送ることのできる機能」を持ったソフトウェアのことを、特に FTP クライアントと呼びます。
FTP クライアントとしての機能はホームページ作成用ソフトウェアに付属しているものもあります。また、Windows には ftp.exe というのがついてますし(難しいです)、InternetExplorer や Netscape などのブラウザからアップロードする方法もあります。
専用の FTP クライアントとして有名なのは、Windows では FFFTP(フリーウェア)、NextFTP(シェアウェア)、Macintosh は Fetch、Interarchy(いずれもシェアウェア)があります。特に FFFTP はよく使われており(筆者も愛用しています)、使い方を解説したページも多いです("FFFTP 使い方" などという検索キーワードで、どっさり出てきます)。
どのような FTP クライアントを使うにせよ、大事なポイントは、以下の通りです。
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専用の FTP クライアントは、サーバーのディレクトリに置いたファイル容量を手早く計算できたり、あなたのパソコン側とサーバー側のディレクトリ内容を自動で同じにできたり、かなり便利です。ですが、ここではお試し用に InternetExplorer でのアップロード方法をお教えしておきましょう(ヴァージョンが古いとできない場合があります)。
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FTP が終わったら、ブラウザのアドレス欄にホームページの URL を入力してみましょう。うまく表示されたら、完成です!
| ひとくちメモ | ||||||||||
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無料サーバー プロバイダのサーバーでなくても無料のレンタルサーバーはあります。
最初の例を除けば、無償でサーバー運営されているわけですから(有料サーバーが特別なサービスとして行ってる場合は別)、あまりサポートを期待するのは悪い(?)ですし、いついかなる時にでも「資金不足なので止めます」と言われても仕方ありません。 やはり一般には無料サーバーというと広告つきのものがイメージされることが多く、新規業者で評価が定着してない場合を除けば、運営体制も比較的しっかりしているのではないでしょうか。何らかの理由で「広告は困る」というのでなければ、選択肢として充分に考えられます。 いくつかの候補を筆者のコメントつきで挙げてみました。ご検討の参考にして下さい(これらのサーバーが映像配信を許可しているかは未確認です)。
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