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第3章 何で作るか

1.タグ打ちと WYGIWIG

さて、いよいよ簡単な HTML ファイルを作ってみましょう。作り方には、次の二通りがあります。

前者のテキストエディタとは、テキストファイルを生(?)のまま作成・編集するソフトウェアのことで、Windows 付属のメモ帳(Notepad)、Macintosh 付属の SimpleText(Mac OS X では TextEdit、ただし標準テキスト編集モードで使うこと)などがこれに当たります。
と言っても、これらは非常にシンプルなものですから「テキストエディタってメモ帳のこと? じゃ、使いにくいなあ」などと思われても困ります。テキストエディタには数多くの種類があり、ネットで入手できるいわゆる "オンライン・ソフト" にも、驚くほど高機能なものがあります。興味がおありなら、検索など駆使して調べてみて下さい。
なお、ホームページ作成用のソフトウェアの中には、タグ挿入型と言われるソースの編集に特化したものもありますが、筆者はこれも一種のテキストエディタではないかと思います。
テキストエディタQX

後者の WYSIWYG とは「見たままが手に入る」(What You See Is What You Get)という意味で、本来はパソコンの画面で見たままに印刷できるというような意味です。ただし HTML ファイル作成ソフトウェアで「WYSIWYG型」といえば、ブラウザで見られるような状態で編集できるものを指すのが普通です。
正にワープロ感覚というわけで、市販品のホームページ作成用ソフトウェアのほとんどがこのタイプです。有名なものには IBM ホームページ・ビルダーMacromedia DreamweaverFrontPage 2003 などがあり、メーカーのページから体験版がダウンロードできるものは、試してみるのもいいでしょう。市販品でないものとしては、有名なブラウザの Netscape にもこの機能(NetscapeComposer)がついています。これは http://wp.netscape.com/ja/ から無料で入手できます。
もちろん、WYSIWYG 型のエディタも、タグだらけのソースを生成してくれているわけです。このやり方にソフトウェアごとのクセがあって、HTML の文法的に正しく、必要充分なタグを出力してくれるソフトが良いのです。
「まあ、そんな固いこと言わずに、思った通りに表示されるんならそれでいいじゃないか」と言われる方もいるでしょうが、ソースに無駄があるとファイルサイズが大きくなってネットで見る時に時間がかかりますし、見栄えもブラウザによってはかなり悪くなったりします。あとでソースを直接改良したいと思った時も、面倒くさかったりします。例えば Word なんかも文書を HTML 形式で保存すれば一種の WYSIWYG 型エディタとして活用することが可能ですが、かなりややこしい、保守しづらいソースを生成します。文章の内容に比べて表示に時間がかかったり、意味もなくフォントのインストールを促すようなページがあって、ソースを見てみたら Word で作っていた……ということは、たまにあります。Word でだけは作らないようにしましょう。
NetscapeComposer

さてここまでの説明を読んだら、多くの人が WYSIWYG 型エディタでの作成を望まれるでしょう。それ自体、全く悪いことではありません。
ただし、その前に基本としてのタグ打ちを一度、経験しておいて下さい。必ず、あとで役に立ちます。
次項では、その方法を説明いたします。

ひとくちメモ
オンライン・ソフト
ネットを通じた流通を基本とするソフトウェアのことで、かつてはパソコン通信、現在ではインターネットが利用されています。これに対し、店で買うソフトウェアのことをパッケージ・ソフトと言ったりします。
無料で使えるフリーウェア、有料のシェアウェアがあり、一個人が作成して自らホームページ等で公開している例も多い(というより、ほとんど?)です。簡単な時計のようなものから凝りに凝ったゲーム、市販品に負けない画像エディタや開発環境まで、膨大な量が公開されており、「さすがにこういうのは無いだろう」というものも探せばあったりします。
フリーウェアの場合は入手後、ほとんどの場合は何の制限もなく使い続けられます。シェアウェアの場合はそのままだと、機能制限や使用期限制限が働くことが多く、解除するためには作者に何らかの方法で送金せねばなりません(中には制限が一切無いものもありますが、その場合送金するかどうかは、結果的にユーザーの良心に委ねられるわけです)。これらの他に、ユーザーの自発的なカンパを希望しているものをカンパウェアと呼ぶこともありますが、この場合は「フリーウェアだがカンパを募っている」と解釈するのがよろしいでしょう。
配布形式には大きく分けて二通りあり、
  • ソフトウェアを構成するファイルを圧縮ファイルとして配布するもの
  • Setup.exe などのインストーラ形式を配布するもの
となります(インストーラも圧縮ファイルの一種とかいうツッコミはナシとします)。中には圧縮も何もせずにそのまま配布してる例もあるかも知れませんが、筆者の知る限り、ほぼ皆無です。
いずれの場合も、最初は一通りの説明を読まないと難しいでしょう。初心者向けのパソコン雑誌などにも書かれていますが、以下のサイトの「ダウンロード」の項が分かりやすいです。これはオンラインソフトのライブラリとして有名な Vector での説明です。
http://www.vector.co.jp/for_users/guide/
以下にホームページ用ファイル作成に役立つオンライン・ソフトを表にしてみました。これらを利用すれば高価なパッケージ・ソフトに頼らずとも、大丈夫です。ただし、インターネットを通じて何かを入手するときは、ソフトウェアに限らずウイルスには気をつけて下さい。
OS 内容 名称 特徴 入手先 種別
Windows テキストエディタ QX マクロ資産が豊富。縦書き可なので、ふだんの文章書きにも快適。 HomePage シェアウェア
秀丸 マクロ資産が豊富。最も有名なオンライン・ソフトのひとつ。 HomePage
xyzzy 玄人向けで高機能。熱心な支持者が多い。 HomePage フリーウェア
K2Editor タグ色分けが可能。 HomePage
サクラエディタ タグ色分けが可能。 HomePage
TeraPad タグ色分けが可能。 HomePage
WYSIWYG Homepage Manager WYSIWYG型エディタからFTP機能まで備える。 Vector フリーウェア
alphaEDIT+ WYSIWYG型エディタからFTP機能まで備える。フリー版もあり。 Homepage シェアウェア
その他 ToClip Hyper 任意のテキストエディタでタグ挿入を容易にするソフト。 Homepage フリーウェア
Macintosh テキストエディタ mi タグの色分けの他、ホームページ作成に便利な機能がある。 Homepage フリーウェア
WYSIWYG HomeMakerProX 詳しいマニュアルがある。 Homepage シェアウェア
ここに紹介したのはほんの一部です。他にもホームページ作成に使える素晴らしいソフトがありますので、ぜひ、Vector などであなたにピッタリのものを見つけて下さい。

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